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小松正史
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小松正史(こまつ・まさふみ)

作曲家|音響心理学者|博士(工学)|京都精華大学メディア表現学部(音楽表現専攻)教授

3歳で《雷》《機織り》の音に出会い『音フェチ人生』が始まる。小学2年で電子オルガンを習い始め、音の表現の原型ができる。

大学生の頃、サウンドスケープや音響心理学の研究を開始し、博士(工学)号を取得。30歳の頃にピアノを弾いていると突然作曲の扉が開き、オリジナル曲を生み出すようになる。累計300曲以上。

京都を拠点に、公共空間の音環境デザインや聞こえが変わる耳トレメソッドを編み出す。代表例は、京都タワー展望室、京都国際マンガミュージアム、京都丹後鉄道、ポーラ美術館、耳原総合病院、など。

2017年に出版した『耳トレ!』シリーズは海外でも翻訳され、シリーズ累計10万部近くのベストセラーに。

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by 小松正史

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この曲は、アルバム『Beside』に含まれる楽曲です。医療空間の不安や緊張感を緩和することを目的に作曲しました。
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この曲は、アルバム『イン・ザ・グリーン』に含まれる楽曲です。箱根にあるポーラ美術館と自然風景をイメージして作曲しました。
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この曲は、アルバム『The Scene』に含まれる楽曲です。大切な原風景に立ち還るようなイメージの楽曲です。
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この曲は、アルバム『Mahina』に含まれる楽曲です。Mahinaはハワイ語で月を意味しています。静かな月のイメージを楽曲にしました。
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この曲は、アルバム『キョウトアンビエンス 2』に含まれる楽曲です。ピアノ曲に京都の水の音風景をミックスした作品です。
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○全体説明:自然界の音の響きを耳にすると聴覚神経が無意識のうちに刺激され、突然ひとカタマリの音型が生まれることがあります。この曲も、そんな音型の鱗片を手がかりに生まれました。同じ音型が、低→中→高→中→低の構造で繰り返し展開されていますが、これはぼくの環境音楽の癖ですね。しかも、楽譜に起こしてみると7/4の変拍子(笑)。それが延々と続くため、ときおり演奏者に眠気が襲ってくるかも!?

○演奏Point:一音一音の響きを丁寧に感じて、敏感に循環させるように心がけてください。7/4の変拍子なので、慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、ワンフレーズの一括りがつかめると楽に弾くことができます。高音部になるに従ってタッチを柔らかく弱めにすると、凛としたキレイな音色を生み出すことができます。1オクターブ移動する接続部分は、テンポをゆったりさせて、なめらかにつながるように心がけて。自分の呼吸に近い感覚になれば、ピアノとの一体感が強まると思います。

○楽譜形式:6ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:アルバムの中では、この曲が最も密やかな心象を内蔵しているように、ぼくは感じます。内なる場所にある確かな想い。弱い音だからこそ、強いチカラが内包される。音の存在感は、その大小ではなく、音に込めた想いによって決定されるものです。間奏はアントニオ・カルロス・ジョビン風ですね。音符と音符との「間」や、送り手と受け手の「間」に想いを馳せつつ、演奏を試みてください。

○演奏Point:右手の和声の部分は、できるだけトップノート(主旋律)が分離する感じで弾いてください。左手の伴奏は随所で変化がありますが、音数に関係なく全体が一定の音圧で鳴るようにして下さい。間奏部分(51-76小節)はテンポのゆらぎが自然に生まれると、よい味が出ることでしょう。曲の最終部分(147-149小節)の右手・全音音階はできるだけ静謐に。階段をひっそり昇る雰囲気をイメージしながら…。

○楽譜形式:8ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:即興していたとき、ふと印象的な和音展開が生まれてきたので、それをもとに本曲をつくりました。楽曲の構造は、同じ音型が「低→高→低」になっています。なにげなく、ふっと立ち止まったときの胸騒ぎのイメージで。

○演奏Point:音数が少ないので、打鍵後の減衰に意識を集中させることが重要です。ピアノをはじめとした鍵盤楽器は、途中で(打鍵後に)音色や音の大きさを変えることはできません。打鍵の瞬間がすべてです。力みすぎない自然落下的なタッチが大切。そうした音を出すためには、まず身体全体の構造を自覚することが必要でしょう。例えば、アレクサンダー・テクニークの手法(身体認識術)などが参考になると思います。

○楽譜形式:3ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:イモヅルを引っ張ると、オイモのようなメロディが一気に出てきた曲。あとはメロディを生かすような伴奏を工夫しました。ぼくの曲はメロディの繰り返しが多いですが、抑揚や表情をつけるようにして、いつも新鮮な気持ちで演奏することを心がけています。この作品を制作した時期、折しも長男が生まれる直前だったので、タイトルを「Life=生命」にしました。

○演奏Point:メロディから派生する感情に溺れすぎず、淡々と演奏すること。起承転結のある構造なので、落としどころを想定しましょう。53-57小節の右手オクターブの部分は跳ねすぎず、鍵盤を深く静かに落とし込ませる感覚で。最終小節(100小節)の最後の4部音符は指をバタつかせず、静謐な音を響かせましょう。

○楽譜形式:6ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:鼻歌まじりで自然発生したメロディが、曲になりました! 左手が飛んだり跳ねたり、途中で3回転調したりと、まるでダンスをしているような身体動作を伴います。音域がドンドン上がるので、螺旋階段を駆け昇る気分になってきます。ライブのときは、観客にケータイの着信音を好きなタイミングで入れてもらっています。妙にシンクロするところが意外性があって面白いですね。

○演奏Point:音域やリズムがコロコロ変わるので、常に安定した軸のようなものを感じて、跳ねすぎず演奏することが重要です。ダンパーペダルは使わず、指のタッチだけで表現しましょう。休符の取り方がコツ。スタッカートだけどテヌート、といった表記が随所にありますが、車のブレーキとアクセルを同時に踏むような感覚で(笑)、一音一音を丁寧に意識して演奏しましょう。ちなみにぼくは、主旋律を常に右手で弾いています(33-80小節は、右手で低音部を、左手で高音部を演奏しています)。跳ねすぎずに静かに演奏すると、楽曲のもつ響きに品格が出てきます。

○楽譜形式:7ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:自然界の波動のゆらぎに身体をゆだねているときに思いついた曲。イメージとしては、光のゆらめきや、遠くから聞こえてくる自然音のゆらめきなど…。それも直接的な波動ではなく、光が別の何かに反射して蕩蕩(とうとう)と漂っているような感じでしょうか。人工的な風景でいえば、ビルの窓ガラスに反射した夕日がありますね。

○演奏Point:演奏者固有のテンポ感や呼吸感が大切です。とはいえ、曲調を感情的に捉えるのではなく、自分の心動(心の動き)に敏感になりつつ、それに溺れずシンプルで抑え気味に弾くのがよいでしょう。循環コードを多用した構造で、途中(49-73小節)はコードに則った即興を右手で弾いています。同じメロディが繰り返されていますが、一連の物語が展開するような表現を心がけましょう。

○楽譜形式:7ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:メロディはすぐに浮かんだものの、制作に悩みまくった曲。スローテンポをやめてアップテンポにしたとき、今回の形が生まれました。前奏と後奏の調性がメロディラインと違うので、メリハリがついたと思います。こういう曲調のものは、ゆったりノスタルジックに弾くと甘くなりすぎてNGですね。ですので、コミカルなのに哀愁があるような「二面性」を意識して表現すると、深みが増すでしょう。ちなみに仮タイトルは「おやつ」でした。この曲を弾くと、なんだか食欲が湧いてきます(笑)。

○演奏Point:ダンパーペダルは使わずに、指の呼吸感をたよりに演奏しましょう。テヌートとスタッカートをしっかり区別して、どこまでのフレーズをひとまとまりに弾き切るのかを事前に吟味して、はじめはゆっくりと取り組んで下さい。鍵盤を弾かない時間=「休符の空間」をいかに意識するかが、表現力を高めるためのポイントです。慣れてきたらテンポを次第に上げて、自分が演奏するのに一番心地よい速度を探してみましょう。

○楽譜形式:11ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:楽曲に分かりやすい過剰な感情を入れるのではなく、微妙に暗かったり、明るかったりする方がぼくは好きです。この曲は、感情の揺らぎを自然に感じ取り、響きを身体的に循環させること。ライブでピアノを演奏するとき、観客と言葉によるやりとりはできませんが、その場に流れる音の響きは、ときに言葉以上の実感が伝わります。

○演奏Point:左手と右手の音量バランスに気をつけて演奏しましょう。特に、1-9小節は左右同じバランスで、17-25小節は主旋律とベース音を浮き立たせて、25-32小節は左手の伴奏の変化を多少強調させて、49-64小節は右手のトップノートが独立して感じられるように演奏しましょう。65-72小節はなるべくダンパーペダルを踏まずに、指のタッチ感のみでフレーズの呼吸を表現しましょう。暗くなりすぎないように、絶妙な匙加減で。

○楽譜形式:4ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:ぼくの楽曲の特徴的要素は「環境音楽」「即興」「メロディ・ライン」の三本柱があると思っているのですが、この曲は「環境音楽」的な要素の強い作品です。繰り返しのフレーズの中に気持ちよい響きを発見すること。そして、演奏中に漂う周辺の環境音とピアノの音色がシンクロする瞬間に立ち会うこと。これが「環境音楽」的な演奏をするときの醍醐味です。一期一会しかない音空間の中で、自分固有の呼吸感をピアノに託し、空間に存在する音の響きを互いに融合させましょう。

○演奏Point:楽曲構造としては、低域→中域→高域→中域→低域の流れでフレーズが進んでいます。静→動→静のイメージで、演奏空間全体に音(色)をゆったり響き渡らせることが重要です。9小節と169小節で拍子が変化していますが、速度は一定で演奏しましょう。途中で1オクターブずつ変化している箇所があったり、右手で1オクターブが飛ぶフレーズがありますが、途切れず一つの流れとなるように、変化する箇所を集中的に練習すると効果的です。演奏中に観客の足音や動作音を入れてもらってもよいでしょう!

○楽譜形式:9ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:ノスタルジックなメロディが浮き立つ楽曲。朝起きた直後の意識が朦朧と漂いながらも、次第にスッキリ切り替わるような雰囲気で。左手のコード進行がだんだん下降していますが、これはぼくの手癖で、他の楽曲にも見られます。このパターンを弾くとなんだか落ち着くのです。

○演奏Point:広い音域をもつ曲なので、倍音の響きをキレイに鳴らすことが大切です。(右側にある)ダンパーペダルは踏みすぎず、ハーフペダルで。必要最小限の踏み込み量で弦を共鳴させましょう。途中の転調部分(37、89小節)や、間奏部分(57-69小節)付近では、テンポ感に自由なゆらぎがあると気持ちのよい演奏ができます。そして、心の中でいかに「唄う/歌う」かが、印象深い表現になるポイント。最終部分(112小節)は重くならず、ダンパーペダルも使用せず、サラッと軽い余韻で終わらせましょう。

○楽譜形式:6ページのPDFです。2009年リリース作品。
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○全体説明:朝起きたときの無垢で瑞々しい躍動感を表現してみました。七色のスペクトルがほとばしる陽光を浴びて、体中の細胞が再生されるような感覚がわき上がる雰囲気で演奏を試みてください。

○演奏Point:全曲中に同じリズム・パターンが出てくるので、まず身体に覚え込ませましょう。安定したグルーヴ(うねり)が生まれるように、演奏前に呼吸を整えることも重要です。ゆったりした鼓動のリズムと演奏がシンクロすればしめたもの。タッチは抑制気味にして、抑揚をつけすぎないこと。一度に歌い切る(弾き切る)フレーズのまとまりをしっかり意識し、派手ではないけれど、キラキラした音色がにじみ出るように心がけて。

○楽譜形式:7ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:映画のエンドロールに使われそうな楽曲。しめやかに一年が暮れ過ぎゆく様子を感じます。レコーディング最終日に突然生まれました。2度ほど練習した後すぐに収録完了! 録音源を聴くと、凛とした清らかな空気を一気に放出している感じですね。作為のない表現が突然生まれる瞬間は、無垢で尊いものです。

○演奏Point:メロディラインのトップノートが際立つように心がけましょう。具体的には、各小節内に存在するすべての音符の音量バランスを事前に吟味することが大切です。根音(ルート音)とトップノートの構造をしっかり認識し、それ以外の構成音はやや小さ目に。また、スラーを確認しながら呼吸感を意識して演奏すると、印象深い表現を生み出せるでしょう。

○楽譜形式:4ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:木枯らし舞う寒さの中で、くるくる踊る落ち葉を見ているような風景を連想させる曲。冬支度(冬眠)したくなってきます。アルバムの中では最も動きを感じさせる曲。ヘ長調で下降コードを多用していますが、これはぼくの手癖で、明るさと暗さが交錯しています。はじめは不安気味に即興演奏を始めつつ、気がついたら離陸(完奏)していました。即興演奏中は後先を考えず、その都度生まれるひらめき(心動)に敏感になるべきです。身体全体の感度を高めること。そして、音そのものに身を任せる潔さが大切ですね。

○演奏Point:速度の緩急が激しい曲。速度記号を参考にしながら、ルバート気味に演奏するとよいでしょう。ダンパーペダルは使わずに、呼吸感を指先に反映させながら奏でましょう。そのとき、休符を強く意識しつつ、急ぎ足にならないように落ち着いて。80小節から始まるフレーズは、左右にまたがるアルペジオが多用されています。両手の音量を一定にしながら、両手で布を織り上げるイメージで、ダイナミックにエンディングを迎えましょう。

○楽譜形式:5ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:記憶では、意識的に曲作りをした最初の作品です。1994年春、ふと夕映えを見ていたら、曲がするすると生まれてきました。メロディラインが浮かぶ瞬間は突然やってきます。すぐに記録しないと消えてしまう…。以前は忘れるメロディなんて残すに値しない作品と思っていました。ところが最近では、突如湧き出たメロディこそが、非凡であり非日常であり超自然的な領域を投影するものであると思い始めました。なので、メロディが浮かんできたら、即記録するようにしています(笑)。

○演奏Point:コンパクトな楽曲で、「A(主メロ)」→「B(間奏)」→「A(主メロ+エンディング)」の、3部構成となっています。主メロはゆったりおおらかに、間奏部分はしっとり歌い上げましょう。いずれも、和音の上にあるトップノートが独立するように響かせましょう。この曲に多用されている装飾音符(アルペジオ)は大げさにならず、さらりと流す感じで。

○楽譜形式:3ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:真夏の暑さが退き、朝夕に秋風が漂う頃を感じさせる曲です。マイナーな響きを出すハ短調は、ぼくがよく即興で使うスケール。青色や紫色のイメージが喚起されます。ちなみにハ短調とハ長調とは転調によって行き来しやすいので、メジャーとマイナーな響きを交互に変化させたいとき、この転換をよく行います。原曲は最終部分がフェードアウトになっていますが、譜面では一つのまとまりをつけたかったので終止系にしています。

○演奏Point:大胆さと繊細さの両面をもつ即興曲。静→動→静→動のように、静かな部分と活発な部分が交互に現れます。曲全体が単調にならないように、ダイナミクスをつけて表現に幅をつけると、引き締まるでしょう。装飾音符はさりげなく忍ばせるように。

○楽譜形式:7ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:灼熱の太陽に照らされた、意識朦朧な雰囲気の即興曲。単音を連ねた響きが、時を止めたかのように漂います。録音したのは2004年の初春(やよい)で、夢見心地で弾きました。即興演奏は一音を奏でると、その次の音が自分の表現意図を凌駕して導き出される手応えがあります。自分で演奏している実感が薄く、自分を超えたナニモノかに音を「託す/託される」ような感じです。無意識の音世界を顕在化させる時間感覚が、即興にはあります。

○演奏Point:ダンパーペダルを浅く踏み続けながら(ときに細かく踏み直しながら)、一音ずつたどっていく感じで演奏します。音符と音符の間に漂う複雑な響きを、いかに引き立たせるかがポイント。単音ずつ弾いているのに、弾き進めていくと複雑なハーモニーが生成されます。この調性(ホ長調)に属する音を使えば、このような即興演奏が可能です。

○楽譜形式:2ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:夏の夜風を肌で感じるような楽曲。とめどなく湧き出た情感を即座に音にしている感覚があります。弾いているときには把握できなかった曲の構造が、楽譜にしてみると一掴みに見えるカタチになって驚きました。一音一音を吟味しながら譜面に起こす作業は、気が遠くなるほどの時間がかかったけれど、音を可視化することによって様々な気づき(発見)がありました。曲全体を一括して把握できたことと、「時間と空間」の情報を視覚的に確認できたことが、採譜作業によって得られた大きな収穫です。

○演奏Point:手癖で即興しているので、何種類かの運指のパターンが抽出されます。それらを組み合わせつつ、アーティキュレーション(息づかい)を意識して音を響かせましょう。スローテンポの曲ですので、途中で速度をむやみに上げず、ゆったり演奏しましょう。

○楽譜形式:5ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:渾渾(こんこん)と湧き出し、蕩蕩(とうとう)と流れいずる水。その手触りを強く感じる曲が「みなづき(6月)」です。手触りを感じる皮膚(触覚)と音を感じる鼓膜(聴覚)はそれぞれ違った感覚域ですが、器官としては同じ起源。だから、触感と音感はどこかで共鳴しあっているように感じます。原曲はグランドピアノで演奏したので、音色の響きに独特の生々しさがあります。水の叙情が連想されたら大成功!

○演奏Point:右手のメロディラインと左手の分散コードが混ざると、響きが濁ってしまいます。そうならない演奏を心がけましょう。それぞれが独立しているけれども、両手が調和するような音作りが大切です。27, 31, 69, 73小節にある右手の三連符は、なめらかに。36-52小節の間奏は機械的にならず、揺れながらゆったり歌って。

○楽譜形式:5ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:新緑が萌える躍動感満載の曲。「さつき」を演奏するとき、ぼくは青系や緑系の色をイメージします。音(聴覚世界)や色(視覚世界)は、どちらも波動現象によって成り立ちますが、音を聴いて色が見えたり、逆も感じられたりすることがあります(視聴覚の共鳴現象/相互作用)。言葉を使わないインスト曲には、そうした共感覚(=一つの感覚刺激が別の感覚刺激を誘引させる現象)を呼び覚ますことが多く、曲からイマジネーションが自由に連想されやすい傾向があります。お香やインセンスを傍らに置いて曲作りする作曲家も多くいます。

○演奏Point:両手のコンビネーションがすべての鍵です。メロディを際立たせるように打鍵の加減をして、左右の音部のバランスを工夫しましょう。リズムについても左右でバラツキが出ないように、譜面を縦割りの時間軸を意識して演奏しましょう。右手の装飾音符はさりげなく寄り添わせましょう。

○楽譜形式:4ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体解説:メロディの吸引力が強い楽曲です。出会いと別れが交差する「うづき(4月)」は、さまざまな感情がわき起こる季節。キモチがうつろい変化する雰囲気を、繊細なメロディラインで表しました。元々の曲名は「ゆらりゆらゆら」でした。近江八幡の旧市街地(近江商人の町並み地区)で感じた光や影の心象風景が、曲の原点になっています。

○演奏Point:各フレーズの呼吸感を大切にすることが一番です。演奏する前にメロディラインを一度身体的に反芻する(歌ってみる)と、心のこもった演奏ができます。どの部分で歌を盛り上げ、どの部分で息継ぎをするかを意識しながら、手首をやわらかくして演奏しましょう。17-32小節では、メロディの変化がかなり細かくなりますが、速度をルバートしながら(ゆらぎながら)、ゆったり演奏すると、曲に調和が生まれます。また、同じメロディが多用される楽曲であるため、小節(こぶし)を微妙に変化させたり強弱をつけたりして(ときに速度も大胆にに変化させながら)、楽曲に一連のストーリーをつけると聴き応えが増します。80-89 小節の譜面はシンプルにまとめていますが、原曲のように右手部分を即興演奏してもよいでしょう。

○楽譜形式:6ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体解説:期待と不安を忍ばせた楽曲(笑)。心情が微妙に揺れている雰囲気があります。冬と春の間にある「やよい(3月)」は、季節の空白地帯のような時期。この曲は、2008年に上映された『七夜待(河瀨直美監督)』のトレーラー(予告編)用の音楽として使われました。

○演奏Point:前奏(1-16小節)は無垢な感じで。17小節からはじまるメロディラインは、心の中で歌いながら奏でると際立ちます。33小節からは場面展開の躍動感を伝えるべく、直前の32小節目をゆったり息つぎするように演奏しましょう。51-66小節の右手部分は即興なので、変化させてもよいでしょう。91小節からは曲をまとめるように奏でます。109-123小節の右手部分も即興です。その場のノリに応じて小節数を増やすと盛り上がります。

○楽譜形式:7ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:即興的に生まれた曲。一筆書きのように主旋律がするすると展開していく雰囲気が特徴です。ト長調であるこの曲は、暖色のあかるさをもっています。おだやかな春を待ちわびる印象が浮かび上がります。

○演奏Point:右手の主旋律が左手の分散和音の響きに埋もれないように、意識してメロディを奏でてください。33-38小節の高音部では情感が多少強くなっていますが、さらりと流すように演奏すると引き締まるでしょう。48小節からエンディングにかけては、抑揚をつけて畳み込む感じにすると印象深くなるでしょう。

○楽譜形式:4ページのPDFです。2007年リリース作品。
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○全体説明:一年のはじまりとアルバムの幕開けを飾る曲。あるライブの開演直前、ピアノを触っていたとき、この曲が突然湧き出ました。曲のイメージは瞬間的に記録しないと忘れてしまいますが、この曲はずいぶん後になってもしっかり憶えていました。

○演奏Point:アルペジオ(分散和音)を多用しているので、メロディライン(主旋律)を目立たせて演奏することが必要です。途中の高音部分(49-61小節)では、落ち着きのある音色で丁寧に奏でてください。フェルマータの表現記号については、該当箇所をゆっくり一呼吸置きながら演奏するとよいでしょう。

○楽譜形式:6ページのPDFです。2005年リリース作品。
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○全体説明:この楽曲は小松正史が作曲したピアノソロ作品であり、実際の公共空間(京都タワー展望室と京都国際マンガミュージアム)のBGMとして使用されています。コンパクトシティである京都市の中心部を散策すると、少し歩くだけでいろんな風景に遭遇します。とくに町家の裏通りや鴨川の畔などを散歩すると、心地よい日だまりに出会えます。Sun Shineは、そんな風景を見つけたときに思いついた曲。ほっこりやわらかい光に包まれているイメージをカタチにしました。

○演奏Point:メロディを心の中で歌いながら演奏すること。とはいえ、メロディを目立たせることなく、全体の響きがひとつのまとまりをなすように心がけましょう。途中の即興部分は楽譜通りでなくても構いません。自分の感覚を手がかりに、違和感のないアドリブを試すと面白いでしょう。途中、感情の動きに合わせて速度をルバート(早くなったり遅くなったり自在に変化)させると、ほっこした息づかいが表現できます。

○楽譜形式:8ページのPDFです。2007年リリース作品。
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○全体説明:この楽曲は小松正史が作曲したピアノソロ作品であり、実際の公共空間(京都タワー展望室と京都国際マンガミュージアム)のBGMとして使用されています。音の世界は聴覚だけで成り立つものではなく、他の感覚と密接につながっているもの。この曲を生み出したきっかけは「触覚」にあるのです。鳴砂で有名な「京都網野・琴引浜」で、真冬の海水に洗われた砂を踏んでいると、キュッキュッとどこなくユーモラスで繊細な音色が素足から伝わってきました。その経験をもとに、16音符の音型ユニットが生まれたのでした。地球の皮膚のような鳴り音を音楽に託してみたわけです。

○演奏Point:17小節からの繰り返す16分音符のフレーズは各音をバラバラに弾くのではなく、4小節分のひとまとまりとしてなめらかに表現するのがコツ。27小節からの右手フレーズは、トップノート(主メロディ)を強調させたタッチで奏でましょう。

○楽譜形式:9ページのPDFです。2007年リリース作品。
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by 小松正史

PDF楽譜データ

660円

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○全体説明:この楽曲は小松正史が作曲したピアノソロ作品であり、実際の公共空間(京都タワー展望室と京都国際マンガミュージアム)のBGMとして使用されています。Silenceは即興演奏の音源を二つ重ねて制作した曲。CDの中では、各音源を左と右に振ってミックスしています。なにげなく即興をはじめると、いつの間にか完成した作品。強烈な作為のないところが、環境音楽的ですね。人を集中させることを意図した音楽が多い中では、こうした音楽の印象は薄くなりがちですが、風通しのよい新鮮な音の流れが生まれやすい即興演奏なので、様々なシチュエーションに調和できると思います。ピンと張りつめた京の静寂感や座禅、枯山水がイメージとして感じていただければうれしです。

○演奏Point:上段部が最初の即興演奏、下段部が最初の演奏を聴きながら即興した部分となっています。各段ともに両手を使っているので、上下段の譜面を一度に演奏することは難しいでしょう。もう一人の奏者と連弾したり、上段の演奏を録音して重ねてもよいでしょう。あるいは、曲の全体的な雰囲気を自分なりに解釈して、音符を所々省略しながら一度に演奏するのもよいでしょう。「Call & Response」のように、上下の演奏ユニットがそれぞれ呼応しあうと素敵ですね。

○楽譜形式:7ページのPDFです。2007年リリース作品。
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by 小松正史

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660円

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○全体説明:この楽曲は小松正史が作曲したピアノソロ作品であり、実際の公共空間(京都タワー展望室と京都国際マンガミュージアム)のBGMとして使用されています。Progressは手癖の強い曲で、楽典では禁則の下降循環コードを多用しています。下っていくコード進行は落ち着くので、感覚的に好きなんですね。鼻歌的にメロディが出てきた後、自然と曲になってしまった例です。途中せつない感じのメロディに変化していますが、すぐに長調になっています。

○演奏Point:始まりの(1-16小節)はメロディだけなので、ダンパーペダルを使わずに指先で歌うように心がけましょう。17小節以降はメロディにシンクロさせるように、左手のアルペジオ(分散和音)を寄り添わせましょう。両手のリズムがそれぞれ独立しているので、多少弾きづらいと思います。そのときは、各手を別々に練習して両手をゆっくり合わせること。あるいは、左手の音型を簡単にしたり、自分の手癖を生かして演奏してもよいでしょう。

○楽譜形式:8ページのPDFです。2007年リリース作品。
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